理数苦手はITもダメ? [能力開発]
当ブログの右サイドバーにアンケートがあります。
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質問は
【理科・数学(算数)好き・嫌い、どっち?】
大好き・好き・嫌い・大嫌いの4つか選んでいただいています。
まだ母数が少ない(20名)ので結論には至りませんが、
予想どおり”好き”な人が多い結果になっています。
(大)好き12人 : (大)嫌い8人
6:4の割合になっています。
◆2012年2月8日現在
理科・数学(算数)は大好き 8人 (40.0%)
理科・数学(算数)は好き 4人 (20.0%)
理科・数学(算数)は嫌い 4人 (20.0%)
理科・数学(算数)は大嫌い 4人 (20.0%)
大好きと答えてくれた方が8人もいらしたのは、驚きでした。
やはりITやネットを使いこなせる人は、理系の方なんだと強く思いました。
ちなみに私も投票したのですが、「大嫌い」に入れています。
私のような「私立・文系・営業マン」がアンケートに参加すると、
一気に「大嫌い」の票が伸びるはずです。
残念なことに「私立・文系・営業マン」の中には
パソコンを使いこなせない人たちがたくさんいます。
技術職・研究職の人やスタッフ部門の人と比べれば、
業務でパソコンに触れる時間は少ないです。
しかし、使えない理由は”苦手意識”だと思います。
・英語が出てくる
・一文字でも間違ったら、エラーになる
・ifなんたら・・・ 数式は見たくない
・2進数?
無意識のうちに拒否反応をしてしまうような内容が多いのです。
しかし、いつまでも避けてばかりはいられません。
ITを活用できる人との差はとてつもなく広がっています。
昨日から「ワンクリック詐欺」のニュースが報じられています。
アダルトサイトを消せなくなって、1万人もが6億円も金額を振り込んだといいます。
単純計算で、一人6万円の損害です。
金銭的損害はなくても、
被害にあったのは110万人に上るというから驚きです。
110人に1人の割合で、お金を出しているのです。
この0.9%に「私立・文系・営業マン」が多く含まれている気がしてなりません。
この3つがなければ門前払い? [能力開発]
明日2月1日からいよいよプロ野球のキャンプがスタートします。
半年強のペナントレースを戦い抜くために、キャンプはとても重要なイベントです。
シーズンオフに自主トレでどれだけ身体をつくってきたか、初日の動きを見れば監督やコーチはすぐにわかるのでしょう。
長そうにみえて、意外とキャンプの時間はすぐに過ぎてしまいます。
キャンプ地に来てから徐々に身体を作り上げようとしたのでは、遅過ぎです。
初日からトップギアで走れる準備があってこそ、キャンプでさらに体力や技術力を高めることができるのです。
これはビジネスパーソンも同じです。
ある程度の”基礎体力”がなければ”キャンプ”に参加することも難しくなるでしょう。
人材を育成するのにしても、ある程度のレベルが必要です。
低い人に合わせようとすると、ムダが発生しがちです。
今後、最低限のスキルを持っていない人は、敬遠されていくでしょう。
最低限のスキルはどんなものか独断と偏見でご紹介すると、IT、財務、英語の3つです。
具体的な目標としては「ITパスポート試験」、「簿記3級」、「TOEIC600点」に合格、クリアすることです。
特に営業職を目指している学生さんにはチャレンジしてもらいたいメニューです。
会社に入ってから営業の先輩に聞けば、
「そんな資格、日本で営業する分には必要ないよ」という意見が多く出てくるでしょう。
これまでは必要性を感じることが少なかったとしても、今後は違います。
従業員は一定レベル以上であることを強く求められるようになります。
パソコン操作もおぼつかない人に手とり足とり教えたり、粗利計算の方法を指導したり、初歩の英会話を勉強させる余裕はないのです。
効率よく学べるレベルに達するまでは、自力でがんばらなければなりません。
IT、財務、英語の3つは営業(国内)から縁遠そうに見えます。
しかし、「ITパスポート試験」、「簿記3級」は自分に足らないものを気づくきっかけになります。
日本にいても、英語を活用する機会は増えていきます。
これらを勉強することで、営業に欠けているものを補完できます。
ぜひ前向きにチャレンジしてください。
危険!マヨネーズの一気飲み [能力開発]
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慰安旅行で能力開発?その1
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30代前半のころ、勤めていた会社の慰安旅行でおもしろ企画をよくやっていました。
あるときは”一人一芸大会”と称して、参加者全員に何か1つ芸を披露してもらう企画をしました。
慰安旅行の一ヶ月くらい前には、企画開催の案内を出しました。
宴会場で突然指名されて「ハイ、喜んで!」と出てくる人はそういません。
出し物を考える時間と、こころの準備も必要だと思い、案内を出したわけです。
ところが、次々と苦情が舞い込んできました。中には懇願のようなものもありました。
「これなんですか!?芸なんてないんですよ」
「俺たちには関係ないよな」
「絶対イヤッ!」
「勘弁してくださいよ」
せっかくの企画だったので、ここはきっぱりとこう言いました。
「支店のメンバー全員参加なので、例外は認められません。歌でも手品でもなんでもかまいませんから準備してください」
実際に支店長も課長・所長も、先輩・後輩関係なく全員に案内していました。
実のところ、一抹の不安もありました。何人かは”断固拒否”するだろうと思っていたのです。
しかし、いい意味で期待は裏切られました。結果的に全員が何らかの芸を見せてくれたのです。
手品、日本語の歌をオリジナル英訳、コーラの早飲み、ブレイクダンス、”宴会芸”・・・と次から次へとでてきます。
中には「マヨネーズ1本(500g)一気飲み」というスゴ技を見せる猛者がいました。
「さっき、○○さんがいつものコーラ早飲みをされていましたけど、私はもっとスゴイことにチャレンジします」
おもむろにみんなの前に500g入りのマヨネーズを差し出すとこう宣言しました。
「これを一気飲みしたいと思います」
「えっ~、マジー?」
「うそやろッ!?」
「そんなんできんの?」
「おもしろくなってきたな」
宴会場のあちらこちらか、どよめきが響いてきました。
そんな反応に気をよくした彼は、マヨネーズの外袋を引き裂くように破り捨て、赤いキャップを外してしまいました。
銀色のシールも外し、スタンバイ完了です。
「それでは、いきますッ」
自分でスタートの合図を出し、顔を天井に向け両手でマヨネーズをしぼりだしていきます。
勢いよくマヨネーズは彼の口へと流れ込んでいきます。
そして、あっと間に500gのマヨネーズを飲み干してしまいました。
ものすごい歓声と拍手が、鳴り響いたことは言うまでもありません。
この時点では、おそらく彼の得点はトップだったでしょう。
一芸大会を盛り上げるために、参加者自身が審査員にもなり、コンテストをしていたのです。
おそらくマヨネーズ早飲みの彼は、優勝を確信していたに違いありません。
しかし、残念なことにこのあと、もっと本格的な一芸が披露されたのでした。
つづく
”まぬけ”を改善する察知力 [能力開発]
二十代の頃、勤務先にすこしだけ気むずかしい課長がいました。私はそう感じることはなかったのですが、同僚の何人かは苦手意識をもっていて、よくその課長に怒られているのを目にしました。
最初はよくわからなかったのですが、よく見てみると課長が忙しいときや何かトラブルが発生したタイミングと合わせるかのように依頼事を持っていくのでした。
人の機嫌があまりよくないときに頼みごとにいったり、みんなが盛り上がっているときに話の腰を折るような発言をする人がいたりします。
いわゆる゛間が悪い゛人たちです。
往往にして、この人たちは自分の間の悪さには気づいていません。気づけるのなら、自分のせいで相手がどんな気持ちでいるか理解できるでしょう。
剣の達人が勝負をするときには、相手との間合いを常に測っています。敵の実力や戦い方、コンディションなどを観察し、打ち込まれてきても致命傷を受けない程度の距離を保ちます。
そして相手の一瞬のすきを見逃さずに、一気に攻め込むのです。
サッカーの名ディフェンダーは、敵のフォワードとの距離を絶妙に保ち続けます。離れすぎず、近づきすぎないみごとな間をとっています。
お笑いの世界でも、間は非常に重要な要素になっています。笑いを巻き起こす芸人さんやタレントさんたちのボケやツッコミの間は絶妙です。
しかし、ほんの少しでも間をはずしてしまうと、ウケなくなってしまうのですから恐ろしいものです。
お店で買い物をしようかと商品を見ていたら、すぐに声をかけられることがあります。まだ、何も決めておらず、どんな商品があるのか物色している段階にです。おせっかいが過ぎると買う気がうせてしまいます。
実店舗での接客の難しさがこのあたりにあるのでしょうが、お客さまとの間がやはりポイントになります。
ところで”間”とはいったい何なのでしょう。私流に勝手な解釈をすると、「意味ある空白」とでも言えばいいでしょうか。意味がなければ必要ないのですが、“間”がなかったらモノゴトが成り立たなくなってしまいます。穴のない指輪が存在しえないのと同じ理屈です。
演劇なら台詞と台詞の間に、何もしゃべらない時間の間があります。
音楽なら音と音の間に、無音という間が存在します。踊りなら動作と動作の間に、身体の動きが止まる間が生まれます。
間をとらずに、どんどん突き進んでいくと、受け手側がついていけずに疲れ果ててしまいます。相手の気持ちをコントロールするのが、”間”だと思います。。
快適な気分にさせるか、不快な気持にさせるかは間のとり方、あけ方しだいです。微妙なタイミングのズレで、結果が大きく違ってくる可能性が高いのです。
絶妙な間がとれるよう、相手の気持ちの動きを感じる察知力を磨かなければなりません。
金属バットを捨てる高校球児 [能力開発]
テニスプレイヤーの錦織圭選手が、テニスの世界ランキング30位と日本男子では史上最高位になりました。
今までの最高ランクは、今年(2011年)5月に錦織選手自身が記録した46位です。
これは、あの松岡修三さんに並ぶ偉大な記録でしたが、今回大きく順位をあげました。
まだ、21歳ですので、ぜひ一桁にランクインしてもらたいですね。
世界トップクラスの選手の試合を見ていると、スポーツという域を超えて格闘技のように感じてしまいます。
こん身の力を込めてラケットを強く振りぬくさまは、鬼気迫るものがあります。
素人からすると、力強くラケットを振ればスピードボールが打てそうな気がします。
しかし、テニスのラケットはスイートスポットで打たないと、ボールは力強く飛んでくれません。
ボールがフェイスにずれてあたると、腕に大きな負担がかかります。
球に伝わるべき力が、分散されてしまうからです。
かつて、「デカラケ」という大きめのテニスラケットが流行ったことがありました。
サイズそのものも大きいのですが、”スイートスポット”を広くとり、ボールを打ち返しやすくしたのです。
スポーツがうまく出来れば、やり続ける人も増え、関連用品や施設の需要を増やすことが可能です。
ゴルフクラブなどは、技術力不足を道具でカバーしようという商品が次々と開発されている感じがします。
力がなく、多少芯からずれたスイングでも、ある程度飛んでいく”魔法のクラブ”への期待が大きいのでしょう。
道具によって楽しむことができれば、スポーツ振興の可能性が広がっていきます。
アマチュアの人なら、少しくらいは道具に”依存”してもいいでしょうが、プロの世界は少し違います。
今年のプロ野球を見ていて、そのことを強く思いました。
2011年からプロ野球に”飛ばないボール”の統一球が導入されたのは、みなさんもご存知でしょう。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で使用される公式球と日本のプロ野球で使われていたものの差異が大きく、国際試合で不利にならないよう、ボールを”国際化”したのです。
統一球が導入されたことにより、野球が大きく変わったのですが、その影響の大きさは打撃成績を見れば一目瞭然です。
昨年(2010)、セ・リーグのホームラン王は巨人のラミレス選手で49本、2位ブラゼル選手(阪神)47本、阿部選手(巨人)44本でした。
今年(2011年10月18日現在)のトップは、ヤクルトのバレンティン選手の31本、2位はラミレス選手(巨人)と畠山選手(ヤクルト)の23本です。
ブラゼル選手は15本、阿部選手は19本に激減しています。
パ・リーグの昨年(2010年)の本塁打王に輝いたのは、オリックスのT-岡田選手で33本の成績でした。2位は楽天の山崎選手28本、3位はダイエーの多村選手27本でした。
今年(2011年10月18日現在)は西武の中村選手が48本のホームランを放ち、2位のソフトバンク松田選手の25本を大きく引き離しています。3位は今年成長した日本ハムの中田選手で18本です。
中村選手だけが突出した記録を残したわけですが、決してパワーでホームランを量産したわけではありません。その証拠にパワーで優る外国人選手のホームラン数が大幅に減っています。
おそらく、導入された統一球は反発力が低いため、バットの”真芯”でボールをとらえ、タイミングよく振り抜いてやらないと、打球に勢いをつけることができないのです。
ホームランだけでなく、ヒットの数も減っていますので、これから選手は狭いスイートスポットで打球をとらえる訓練をしないことには、成績は残せなくなります。
努力をしないことには結果が出せませんから、プロ野球選手のより高いレベルのプレーが楽しめそうです。
こらからプロ野球を目指す高校球児は、今から木製バットに持ち替えた方がいいでしょう。”飛ぶ球”と”飛ばせる金属バット”に慣れきっていると、プロに入ってからギャップに苦しむことになります。
何事においても、普段から”真芯”でとらえるトレーニングをしている人にとっては、スイートスポットのエリアが多少狭くなっても、影響はありません。
それどころか、”芯”をとらえられない人たちが勝手に脱落してしまい、相対的なポジションは高くなります。
世の中の環境がどのように変わろうとも、”真芯”がなくなることはありません。
”道具”にたより過ぎていると、”芯”は打てても”真芯”が打てなくなってしまいます。
誰にでも打てる広いスイートスポットへの、過度な期待はできない時代なのです。
コピペにも●●能力が必要 [能力開発]
パソコンを使えるビジネスマンが増えて、企画書や提案書、販促ツールづくりなどを自作する人が多くなりました。
小売店やサービス業などでも、自作チラシや手作りPOPを活用したり、お客さま向けに有益な情報を冊子にして配っているところもあります。
商業印刷できれいに仕上げられたカタログやパンフレットだけでなく、その会社、そのお店、その人の独自性が反映されているような、多少”手作り感”のあるツールの方が好感を抱きやすいものです。
ある一定規模の企業になると、販売促進支援のため、営業の本部部門やマーケティング・企画部門などで提案書や販促ツールのひな型を作成し、自社の営業拠点や販売会社、代理店、販売店などにデータとして提供しています。
ベースになるものがあれば、手間が少なくてすみます。1から作成しようと思うと、かなりの工数を割かなければなりません。
営業マン一人ひとりが、自分ですべてやろうとしても、時間ばかりがかかって、なかなか思うようなものは作れないと思います。
業務効率を考えても、特定の部署が集中的にベースになるものを作成する方がいいでしょう。。
しかし、問題もはらんでいます。実際にツールを使用する人たちが依存しすぎる傾向があるのです。
せっかく意図をもって作られているものも、ただ単に日付やあて名を変えて出力し、お客さまのところへ持っていくケースが少なくありません。
極端に言うと、中身は何も確認せず、ツールを届けることが自分たちの役割だと思い込んでいる営業マンもいるのです。
自分なりのアレンジを加えたものを作ろうとしても、すでにある素材やデータ、画像などを利用したりするため、文章や体裁がちぐはぐになったり、つじつまが合わないような内容になってしまうこともでてきてしまいます。
いくら高級な食材ばかりを集めてきても、その組み合わせや調理方法、スパイスのきかせ方、給仕のタイミングなどがマッチしていなければ、おいいし料理をサービスすることはできないのです。
”仕上げ”のイメージが頭の中にできていないから、目についた「良さそうなもの」を次々に盛り込んでしまうのです。
結果的に、いかにも「キリバリしてきました」みたいなものができ上がってしまうのです。
良い素材や材料はそろってきました。
これらをいかに組み合わせて魅力的なものにできるかが、営業マンの腕の見せ所です。
今後ますます、そういったコーディネート能力が問われる時代になってきています。
流れに乗り遅れないよう、しっかりと能力を磨いていきましょう。
コンマ利用者の方が生涯年収は多い? [能力開発]
書籍や雑誌、レポート、Webサイトなどを見ていると、読点(とうてん)「、」が使われているケースもあれば、コンマ「,」が使われていることもあります。
新聞の場合は縦書きのため、読点が使われ、コンマを見かけることはあまりありません。私もそうですが、一般的にはやはり読点を利用する人が多数派を占めているでしょう。
昨日(2011年9月15日)、文化庁から発表された平成22年度の「国語に関する世論調査」の中で、そのことについて調査対象者に質問がされていました。
【質問内容】
「公用文作成の要領」(昭和27年内閣官房長官依命通知)では,公用文は左横書きとし,その際には「。」(マル)と「,」(カンマ(コンマ))を用いることとされている。
公用文や横書きの教科書に用いる句読点について,どのようにするのが良いと考えるか(選択肢の中から一つ選択)
「縦書きと同様に,「。」(マル)と「、」(テン)を用いるのが望ましい」 31.9%
「これまでどおり,「。」(マル)と「,」(カンマ)を用いるのが望ましい」 30.0%
「どれを使ってもよいが,一つの文書の中では,同じ句読点を用いるのが望ましい」 14.7%
「特に定める必要はなく,自由に用いればよい」 11.7%
「英語などと同様に,「.」(ピリオド)と「,」(カンマ)を用いるのが望ましい」
1.3%
16歳以上の男女2,104人が調査対象ですが、「分からない」などの回答もあり、上記パーセントを足しても100%にはなりません。
結果から判断すると、統一化は出来ず、読点とコンマの混在が今後もずっとつづきそうな感じがします。
「公用文作成の要領」ですから、各省庁は準拠しているかと思いきや、以前各サイトを確認したところ、バラバラでした。一番徹底されていたのは、宮内庁でしたが、100%ではありませんでした。
詳細は、下記をご覧になってみてください。
コンマ「,」を使う人は少数派ですが、おそらく読点派よりも生涯年収を多く稼ぐと思います。
理由は主に二つです。
- 「,」は英語で使われており、「英語力」を身につけている可能性が高い
- 「,」は理系の人がよく使い、学習量が多く、理論的である可能性が高い
あなたのまわりの人は「どっち派」か、確認してみてるとおもしろいでしょう。
ウェスタンルックに隠された謎 [能力開発]
シャンプーとリンスの銘柄を頻繁に替えていると、どっちがシャンプーでどっちがリンスがわからなくなります。
容器の色だけで判断していると、失敗してしまいます。
そんなときに役に立つのが、シャンーのポンプ頭部にある突起で、ポンプを押すときに、突起があればシャンプーだとわかります。
容器の側面にも突起が刻まれているものもあります。
すべてのメーカーが対応しているわけではなさそうですが、覚えておいて損はありません。
シャンプーの”突起”は、たまたま自分で気づいたことですが、”カタチ”に意味があることが多いものです。
以前、「ウエスタンルック」について、ミュージシャンのなぎら健壱さんが語っていた内容はとても興味深かいものでした。
彼はウエスタンについての造詣が深く、カウボーイスタイルの機能美をわかりやすく説明してくれていました。
たとえば、ウエスタンブーツ一つとってみても、計算されて作られているのです。
彼の説明に補完してみると、こんな機能が満たされています。
ウエスタンブーツはつま先がとんがり、割と高いかかと(ヒール)がついています。
これは、先端が細いと、馬に乗る際、鐙(あぶみ)に足を入れやすく、落馬のときにも鐙(あぶみ)から足がはずれやいという利点もあります。また、かかとがあることで、鐙にしっかりと足を固定しやすくなります。
馬に乗っていると、足が鞍(くら)とがすれるので、ブーツの丈は長めに作られ、足を保護するように工夫がされているのです。
ブーツの丈が長くなると、着脱がしにくくなるので、外側、内側両方にループをつけて対応しています。
シャツのボタンは外れやすいようにスナップボタン(?)が使われていたようです。馬を走らせていて、シャツが木の枝などに引っかかっても、ボタンがすぐにはずれれば、落馬の危険性は低くくなります。
上着にも工夫が凝らされています。細いひも状のものが、何本も装飾のようにつけられていますが、これにも機能があります。乗馬中、雨に降られて上着がぬれても、乾きやすいようにとヒダヒダがつけられています。
なんとなく、デザインとして作らていると思っていたものが、いろんな機能を持っている事実を知ることはおもしろいものです。
あなたのまわりにある”カタチ”を注意深く見て、その意味を知る習慣を身につければ、観察力は格段に向上していきます。
150kmの速球を主婦が打ち返す方法 [能力開発]
夏の高校野球の決勝戦は、青森県代表の光星学院と西東京代表の日大三が激突することになりました。
日大三はちょうど10年前の2001年の第83回大会で初優勝していますが、光星学院は初の決勝進出です。
青森県代表の決勝戦は、あの太田幸司投手率いる三沢高校以来、実に42年ぶりということです。まだ、青森県勢の優勝は実現していません。
両校のこれまでの戦いぶりを見ていると、白熱したゲームになりそうです。好ゲームを期待しましょう。
さて、今大会には素晴らしい選手がたくさん出場していましたが、スピードボールを投げるピッチャーが多くなったような気がします。
金沢の釜田投手や唐津商の北方投手は150kmを超える速球を投げていましたし、140km台のスピードなら多くの投手が出していました。投手のレベルが高まった分、バッターも対応が必要になります。ピッチャーの速球に慣れるために、ピッチングマシーンを導入し速度を上げて練習しているチームも多いようです。
しかし、マシンを導入するにはお金もかかり、広々と使えるグランドも必要ですから、強豪チームでないと条件面で厳しいでしょう。でも、知恵と工夫である程度カバーできることもあります。
以前、大阪の朝日放送が制作する人気番組『探偵!ナイトスクープ』で、150kmの速球をバットで打ち返す主婦が番組で取り上げられていました。
バッティングセンターに連れていかれた主婦の方が、いきなり球速150kmのバッティングゲージに入っていきました。
私は「うそやろ・・」、そんな気持ちでテレビを見ていました。
女性のバッティングの構えは、いかにも野球未経験者そのものという感じで、「やっぱり、うそや」と私は確信しました。
ところが次の瞬間、なぜかボールは前へ飛んでいました。
「まぐれ?」、当然そう思いました。
しかし、その疑念もすぐに晴れるのでした。
次の球も、その次も、打ち方はぎこちないものの、確実に打ち返していくのです。彼女には、ハッキリと球筋が見えているようなのです。
なぜ彼女がそんなにすごい動体視力を持っているかというと、「速読法」を会得しているかららしいのです。
速読を使えば、一般の人が3時間、4時間かかるものでも、30分で読むことも可能なようで、一言一句を追いかけずに、文字を塊として画像のように認識していきます。
そういう読み方(見方?)を繰り返すことで、脳の働きが活性し、速球も見えるようになるというのです。
私たち人間は、もともと文字情報を取得することに長けているようです。テレビのニュースやバラエティ番組などで、よくテロップが使われていて、人の話す内容を文字で画面に表示させていますが、話が終わるまでにテロップの内容は理解できてしまいます。洋画の字幕スーパーでも、俳優のセリフが終わる前に内容を把握できます。
多くの情報をインプットしようとすれば、文字でするのが効率がいいです。自分にとって、不要な情報はとばして読むこともできますし、大事な箇所には時間をかけることも可能です。”意識的に”読むことを続けていれば、自ずと読み込む力もついてきます。
また語彙も増え、書かれたことを理解するスピードも増していきます。その上、副次的に他の能力も高まりまるのですから、文字情報のインプットはとても大切なことなのです。
今日から、読むスピードを少し上げてみませんか?
KKD・勘と経験と度胸 [能力開発]
”KKD”という言葉を、昔はよく耳にしました。
勘(Kan)と経験(keiken)と度胸(Dokyo)の頭文字をとって、KKD。
私が自分なりに、とらえていた意味はこうです。
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客観的データに基づいた論理的思考を経ないで、自分が過去に経験してきたことをベースに仕事の組み立てを考える。そして、結果を深く考えずに、思い切った行動をとってゆく。経済が右肩上がりの伸長局面では、多くの場合プラスに作用していた。
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こんな感じでしょうか。
1990年代、コンピューターが急速に普及し始めたころ、新旧の仕事のやり方の違いについて説明する際にも用いられることがよくありました。
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ITを活用していけば、市場の動きや得意先の状況も従来とは比較できないくらいのスピードでつかめる。その情報を分析し緻密な戦略・戦術を考え、その上で企業運営を進めていけば、業績向上も間違いない。
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というような雰囲気が世の中にはありました。
そんな中で、旧態依然とした仕事を続ける人たちを、揶揄(やゆ=からかい)した表現として使われることも少なくなくありませんでした。あまり良い表現方法ではなかったのです。
しかし、今日的に冷静になって考えてみると、KKDは”悪役”でなく、”ヒーロー”になる可能があります。
勘と経験と度胸。
主にこの順番で語られていましたが、”勘”が一番最初にきていたため、印象を悪くしていた可能性も考えられます。コンピュータの正確無比なデータと、人間のうつろいやすい記憶を対比させることで、よりKKDの居場所がなくなっていった気がしてなりません。
この順番を変えると、どうなるでしょうか。
経験と勘と度胸。
イメージが少し違ってくる感じがします。
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幾多の経験に裏打ちされた研ぎ澄まされたセンサーが、機械では測りきれない微妙な変化を嗅ぎわける。目指す方向が見えてくれば、あとは自信をもって実行に移すのみだ。
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経験が少なければ鋭い勘は、はたらきません。勘がいい人は、適当な”当てずっぽう”を言っているのではありません。
これから”ニューKKD”が注目を浴びるかもしれませんね。