ウェスタンルックに隠された謎 [能力開発]
シャンプーとリンスの銘柄を頻繁に替えていると、どっちがシャンプーでどっちがリンスがわからなくなります。
容器の色だけで判断していると、失敗してしまいます。
そんなときに役に立つのが、シャンーのポンプ頭部にある突起で、ポンプを押すときに、突起があればシャンプーだとわかります。
容器の側面にも突起が刻まれているものもあります。
すべてのメーカーが対応しているわけではなさそうですが、覚えておいて損はありません。
シャンプーの”突起”は、たまたま自分で気づいたことですが、”カタチ”に意味があることが多いものです。
以前、「ウエスタンルック」について、ミュージシャンのなぎら健壱さんが語っていた内容はとても興味深かいものでした。
彼はウエスタンについての造詣が深く、カウボーイスタイルの機能美をわかりやすく説明してくれていました。
たとえば、ウエスタンブーツ一つとってみても、計算されて作られているのです。
彼の説明に補完してみると、こんな機能が満たされています。
ウエスタンブーツはつま先がとんがり、割と高いかかと(ヒール)がついています。
これは、先端が細いと、馬に乗る際、鐙(あぶみ)に足を入れやすく、落馬のときにも鐙(あぶみ)から足がはずれやいという利点もあります。また、かかとがあることで、鐙にしっかりと足を固定しやすくなります。
馬に乗っていると、足が鞍(くら)とがすれるので、ブーツの丈は長めに作られ、足を保護するように工夫がされているのです。
ブーツの丈が長くなると、着脱がしにくくなるので、外側、内側両方にループをつけて対応しています。
シャツのボタンは外れやすいようにスナップボタン(?)が使われていたようです。馬を走らせていて、シャツが木の枝などに引っかかっても、ボタンがすぐにはずれれば、落馬の危険性は低くくなります。
上着にも工夫が凝らされています。細いひも状のものが、何本も装飾のようにつけられていますが、これにも機能があります。乗馬中、雨に降られて上着がぬれても、乾きやすいようにとヒダヒダがつけられています。
なんとなく、デザインとして作らていると思っていたものが、いろんな機能を持っている事実を知ることはおもしろいものです。
あなたのまわりにある”カタチ”を注意深く見て、その意味を知る習慣を身につければ、観察力は格段に向上していきます。
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