就活必勝法・一点突破で勝つ [魅せ方]
「就活必勝法」などと、たいそうなタイトルを掲げていますが、そんな都合のいい(必ず勝てる)ものは世の中にはありません。
先におわびしておきます。
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◆エントリー
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12月に入ると“本格的な就職活動”がスタートしますが、何十社、何百社とエントリーしても、なかなか面接までたどり着けない学生さんも多いようです。テレビのインタビューなどで、「門前払いや足切りをせずに、面接で人物を見て欲しい」と訴える人もでてきます。
人気のある企業には、何千、何万という学生が殺到するわけですから、一人ひとりていねいに対応している時間はありません。それぞれの企業に”ふるい”があって、学生のエントリー数に応じて目を粗くしたり、細かくしたり調整をします。
好ましいことではないですが、学校による”ふるい”もあります。当然、成績という”ふるい”もあるでしょう。
巷で言われる超一流大学でなくても、ビジネスマンとしてバリバリ活躍できる優秀な学生さんはいます。
しかし、確率的に考えてみると、優秀な人材は超一流大学に多くいる可能性が高いのです。また彼らには小・中・高と厳しい受験勉強に取り組んできたという実績があります。これは辛抱強く仕事に取り組むための下地はできている証明にもなり得ます。
あまり勉強もせずに、ずっと遊び呆けていた学生を受け入れようという企業はそうありません。お尻に火がついてから、ようやく行動に移すようでは、社会人になってからも同じことを繰り返す可能性が高いのです。
おそらく、エントリーしようとしている会社を選ぶときの判断基準も甘いのではないでしょうか。
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◆会社選びのモノサシ
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「知っている会社だから」
「よく宣伝している会社だから」
「就活生に人気のある企業だから」
「上場しているから」
「かっこいいサイトを運営しているから」
「待遇が良さそうだから」
「従業員数が多いから」
「大きそうな会社だから」
「安定してそうだから」
「売上が多いから」
「なんとなく楽できそうだから」
「ここなら入れそうだから」
... ...
エントリーする会社を選ぶ理由はいろいろあるでしょうが、真剣さの足りない学生が考えることは、こんなところでしょう。
もし、あなたが人事の採用担当だったら、こんな考えしかもっていない人を採用しようと考えるでしょうか。
何十年も勤める会社かもしれません。緊張感をもち、もっと真摯な態度で就職活動に取り組むべきです。
きついことを言っているかもしれません。30年近く前の自分がそうだったのです。自省を込めたあなたへの激励として受け取ってください。
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◆一社集中で”見えてくる”
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さて、会社の選び方をまったくわかっていない人は、今からピッチをあげて行動してください。限られた時間の中、“自分の眼”をいかしてください。
具体的にどうすればいいのかわからない人も多いと思います。時間もありません。
そこで、おすすめしたいのが、関心のある企業1社にしぼりこんで、徹底的にその会社のことを知る努力をすることです。
1社だけなら集中して調べることもできますし、「会社はこんなもの」という一つのモノサシを持つことができます。しっかりとしたモノサシがあれば、他の会社のことも断然理解しやすくなります。
また、しぼり込んだ会社のことを、あなたは十分に知っているはずです。志望動機について、他の学生に大きな差がつけられるくらいのことが書けるでしょう。
面接まで進めれば、さらに有利です。人は知れば知るほど、好きになる傾向があります。調べはじめた当初より、その会社のことが好きになっているでしょう。あなたが、心から好意をもって面接に臨めば、面接官の方には他の学生より輝いて見えるはずなのです。
理由はこうです。
人の目には、白いところと黒い部分があります。黒いところは、まわりにある虹彩と、中心部にある瞳孔から構成されています。瞳孔の大きさは一定でなく、直径で3~4倍の差が出てきます。
光がたくさん入り、まぶしいときには、瞳孔をしぼり、光が少ないと瞳孔を開きます。ちょうどカメラの絞りように光の量を調節しているのです。
瞳孔は光だけではなく、心理状態によっても変化します。楽しいときや、興味のあることに接すると、瞳孔が開くのです。
これを流れで書いてみると、
↓
好感が持てる
↓
瞳孔が開く
↓
黒目の面積が広くなる
↓
光が反射して目が輝いて見える
↓
面接官も好感をもちやすい
死んだ魚の目をした学生よりも、きらきら輝く目をした人を魅力的に感じるのは当然でしょう。
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◆やらずの失敗よりやっての失敗
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「そんなのホントにうまくいくの?」
そんな声が聞こえてきそうです。
うまくいくか、いかないかはわかりません。世の中、やってみないとわからないことだらけです。だからこそ、やってみて、○か×を判断しなければならないのです。
「そんなことをやっている時間はないよ」
という学生に限って、携帯やスマホをいじって、ゲームをやったり、音楽をダウンロードしたりしているものです。
「素直に実行してみる能力」
もし企業がこの能力を求めているとしたら・・・
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