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すね毛が出ている中学生 [人材育成]

9月になるタイミングで、デジタルビデオカメラのCMが流れはじめました。

P社もS社も小さな子どもを起用しているところから、秋の運動会に照準を合わせたプロモーションだと推測できます。子どもは一年で大きく成長するので、親としては「その時のかわいさ」ビデオに残しておきたいものです。そんな気もちをくすぐる、うまい演出をしています。

これから秋を迎え、全国のあちらこちらで運動会・体育祭が開催され、良い被写体になるような熱戦が見られることでしょう。

 
 

以前、ある中高一貫校の合同体育祭を見る機会があり、おもしろいことに気づきました。中学一年生から高校三年生まで、成長ざかりの6学年が同じグランドに集まると、6年間にこれだけ発育するのだと、よくわかるのです。

その学校では学年ごとに体操服の色が統一されていて、入学から卒業まで、同じ色で過ごします。そのためか、中学一年生と思われる生徒さんの体操服は身体に比べ、大きいものが多く目につきました。

学年が上がるにしたがって、体操服のサイズが身体にフィットしてきます。中には身体の急成長が服の大きさを追い越し、体操ズボンが短くなっている生徒さんもいます。
 
 
 
 
中学一年生のだぼだぼの体操服と、足のスネが見えている上級生の短くなったズボンを見比べると、成長ぶりがよくわからります。中学入学時の体操服の大きさが、モノサシになっているので、1年間、2年間でどれくらい成長したかが一目瞭然です。

中には身体の発育に合わせて、体操服を買い替えている生徒さんもいるので、彼らが「どれくらい」成長したのかはわかりません。

測るモノサシが途中で変わってしまうと、正しい測定ができません。
 
 
 

企業の人材育成や能力開発において、従業員の「成長ぶり」を把握することがあまりされていません。
 
もともと「測定するモノサシ」自体が存在していないケースもあります。あったとしても、「使っていない」、「陳腐化している」、「頻繁に変更される」等の理由により、有効に機能しにくいのです。
 
「モノサシを使いこなす人がいない・使う時間がない」という人的な問題もあります。 しかし、従業員の「成長ぶり」がわからなければ、適切な育成ができませんし、能力をいかすことも難しくなります。
 
 
 
人は企業にとって、一番大切なものです。その人材をもっともいかす方法が、中長期にわたり、成長ぶりをしっかりと見守っていくことなのです。

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