レオタードをはいた男性 [コミュニケーション研修]
「掃除機をかける」
「洗濯機を回す」
「テレビをつける」
「アイロンをかける」
「冷蔵庫に入れる」
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「電子レンジ・・・?」
家電のこれをを使うとき、”電子レンジ”ということばあまり出てきません。
コンビニでお弁当を買った場合、店員さんは「温めますか?」と聞いてくれます。
家で家族に頼むなら、「それ、チンして」と言う人が大半でしょう。
モノゴトに名称や呼び方がなかったら、とても不便です。
”あること”について、人とコミュニケーションしようとしても、お互いの認識が合っていないかも知れません。
インターネットで調べようにも、検索をかけるキーワードをどう入れればいいか、悩んでしまいます。
「名無しの権兵衛」では、なにかと都合が悪いものです。
世の中の流行や、社会現象などはマスメディアがことばを見つけたり、創り出してくれますから、みんなで話題を共有しやすいです。
ところが、中には表現が難しいものもあったりします。
ぱっと思い浮かぶのは、体操競技の技の名前です。
「懸垂後ろ振り前方開脚屈身宙返り懸垂」みたいな、ながーい技があったりします。
テレビ中継があったら、アナウンサーの方も大変だろうと思ってしまいます。
長い上にわかりにくので、技を考え、成功させた人の名前がつけられているケースも多いです。
「コバチ」や「トカチェフ」などがそうで、「モリスエ」さんや「ツカハラ」さんも”います”。
個人の名前がモノゴトに使われているケースは、結構あるものです。
ブランドのシャネルやルイ・ヴィトンもそうですし、X線のレントゲン、服のカーディガン、電力単位のワット、電圧単位のボルト、断頭台のギロチン、アメリカの国名もイタリアの探検家に由来しています。
よくクイズなどで出てくるのは、サンドイッチです。
イギリスのサンドイッチさんが、トランプ遊びの合間に食べるため考え出したと言われています。
レオタードも人名由来ですが、当人は男性でフランスの軽業師だそうです。
日本でも、着物の友禅や、いかさまの八百長、京菓子の八つ橋などが名を連ねます。
料理に使う包丁もそうですが、これは中国人の名前が源流にあります。
中国古代の有名な料理人の名前が、料理をする人のことをさし、その後刃物を呼ぶようになったのです。
みんなが共通認識を持てるネーミング。
スムーズなコミュニケーションには欠かせません。
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