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金・黒・白、好きな色は? [魅せ方]

金相場が高騰している中、家の中の金製品を買い取りしてもらう人が急増しているようです。

行き場を失ったお金で、どんどん金が買われていくので需給バランスがくずれているんですね。

処分するなら、今がチャンスかもしれません。

 

 

だいたい世の中にある金の量は、驚くほど少ないのです。

今まで精製されてきた量が165,600トンほどで、オリンピックで使用されるプールの約3杯強くらいしかないそうです。

オリンピックプールは最小でも50m×25m×2mあるので、3杯分だと約7,500立方メートルの容量になります。

水で満たすと約7,500トンですが、金の密度は19.3g/立方センチメートルなので、約144,750トンの金がプールに満たされる計算です。

165,600トンの金を時価計算すると、778兆3,200億円にもなりました(※1g 4,700円で試算)。すごい価値です。

 

 

以前、新潟県の佐渡島で金山見学をしたとき、金の品位を確認するために「試金石」が使われていたことを知りました。調べようとしている金を「試金石」にこすりつけ、その条痕と既知の標本を照らし合わせて判断していきます。

この「試金石」に使われていたのが、那智黒石と呼ばれる石です。和歌山県などが産地として有名ですが、この石は囲碁の碁石としてもよく利用されています。白石ははまぐりの貝殻をくり抜いて作られています。

 

 

囲碁で使われる碁石は普通、黒が181個、白が180個の計361個もあります。将棋の駒はマス目の中に置かれますが、囲碁の場合は縦横の線が直交するところに置かれるので、19×19で361か所も碁石を打つ場所があるのです。

何気なく見ていると気づきませんが、碁石は白と黒の大きさを変えてあります。 黒は収縮色(小さく見える)で、白は光の反射が多い膨張色のため、同じ大きさだと盤面上では白が大きく見えてしまうのです。

 

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ファッションでも白いスーツよりも、黒で全身をコーディネートした方が、身体はスリムに見えます。



歌舞伎の黒衣(くろご)も、存在感を最小限にする、理にかなった工夫がなされています。


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白と黒の見え方の違いを検証するために、白と黒のゴルフボールを用意し、何ラウンドずつか回る実験をしてみると、おもしろい結果になりそうです。



ボールが小さく見える黒の方が、スコアが悪くなる可能性が高いでしょうね。





射撃や弓道、アーチェリー、ダーツなど、的を狙う競技がありますが、これらも的の配色によって的中確率に変化がありそうな気がします。


黒主体の的よりは、白メインの方が大きく感じやすいはずです。これらの競技は、同条件で実施するでしょうから、自分だけが有利に立つことはできません。

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しかし、白色と黒色の特性を知っていれば、いろんな場面で応用できます。

 

「輝く白い歯は芸能人の生命」みたいな広告が、かつてりました。



人前に出ることが職業のタレントさんたちにとって、口元をきれいに演出することは重要なことです。歯が白ければ、清潔感もあるし、印象がよくなります。



歯医者さんに行って、きれいにしてもらう方法もあれば、自宅でのホワイトニングも可能です。また、歯を白く演出するやり方もあります。歯がより白く見えるようにします。日焼けサロンなどで肌を焼けば、歯の白さが目立ってくれます。



対比させて、よりよく見せる。そんなやり方も、ときには必要になってくるでしょう。
 

 

 

 


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