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ストレス・善か悪か [人間心理]

モーレツに働く営業の先輩に、後輩はこんな質問をしてみました。


「Mさんは毎日、朝早くから夜遅くまで精力的に働くじゃないですか。誰もまねできませんよ。あれだけ働いていてしんどくないんですか?」


「大学時代のクラブ練習に比べれば、ぜんぜん平気だし、俺は営業の仕事がおもしろいと思ってるからな」


その返事を聞いて、その後輩は納得しにくい納得をしたと、語っていました。

 

 

ある営業所の所員は、仕事に激しさと厳しさをもって取り組む所長のパワーの源が気になっていました。


そして、あるとき聞いてみました。


「所長はいつも私たちより長い時間仕事をしてますし、内容もハードじゃないですか。疲れとかないんですか?」


「何言ってんだよ。こんなのどうってことないよ。前の仕事と比べたら楽してるくらいだよ」

 

人の感じ方はさまざまです。

その違いに大きな影響を与えるのが、過去の経験です。


人間は「辛い」、「しんどい」、「悲しい」、「怖い」など、マイナスのことに対し、免疫力があまり強くありません。


自分の人生の中で経験してきた範囲の中であれば、同じようなことに出くわしても、ある程度耐えられるものです。


しかし、経験値を大幅に超えることを初めて経験すると、その衝撃は大きく感じてしまいます。





社会に出れば、仲の良い人だけで仕事が出来るわけではありません。意見の合わない人もいるし、相性のよくない人にも出くわします。


また、いろんなカタチでの競争にも巻き込まれていきます。ボッーとしていたら、どんどん置いてきぼりにされてしまいます。


立ち止まっていても、誰も助けてはくれません。自分で進んでいくしかないのです。


仕事をしていれば当然だれにでもストレスはあります。新入社員も、中堅社員も、ベテラン社員で、課長も、部長も役員も社長もみんなストレスを持っています。


ただし、その感じ方は人それぞれで、差が出てきます。


大なり小なりストレスは存在することを認めて、いかにそれを小さく感じるよう工夫するかに知恵をしぼったほうがいいのです。

 

 

 

ストレスは人に良い緊張感をもたらしてくれることもあります。逆に社会生活でストレスが無くなってしまうと、経済発展が滞ってくるでしょう。

人々が切磋琢磨していれば、あつれきが生じてくるのは自然の流れです。自己防衛策として、できるだけ早いうちからストレスを感じるような場面を経験しておくことが大事です。


学生ならビジネスを通して社会人と接するのががいいでしょう。アルバイトをするにしても、厳しさやきついことで有名な会社や職場などを選ぶべきです。


あなたが、すでに社会人なら、自分が苦手と感じる部門に異動願いをだすとか、苦手意識をもった人との接触機会を意図的に増やすのがいいでしょう。

 



「避けたいこと」を積極的に経験しにいけば、心理的負荷は大きく低減できます。

こういうことを繰り返していけば、ストレスも「良い緊張感」という善玉に変化していくでしょう。

 

 

 


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