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人材が育つ「応援団」? [人材育成]

「こんにちわ!」

 ドアを開け、元気よくあいさつをする若者の声がしました。
ちょうど洗髪をしてもらっている最中だったので、どんな人かはわかりませんでした。
しかし、ハキハキした声のあいさつには好感をおぼえます。

最初は若い営業マンかなと思ったのですが、理髪店に来たお客さんで、私の隣の席に座りました。

「どんな風にしますか?」

問いかけに対し若者は、はっきりとした口調で具体的に、しかも丁寧なことば使いで伝えていました。

お店の人との会話で、彼は某大学の応援団員で、一回生のようです。
まだ入部して2か月程度でしょうが、すでに応援団の「精神」みたいなものを身につけているようでした。



 親御さんのしつけがベースにはあるのでしょうが、彼の話から団の影響力の大きさが垣間見えてきました。

  ・練習の時は先輩から厳しい指導を受けることはあるが、それは決して理不尽なものではない

  ・運動部の応援をした後に、団員一人ひとりが順番に感じたことを話していく

  ・チアリーダー、吹奏楽との連携を重視している

  ・団員が移動の際に道で人とすれ違うときは、道をゆずる

  ・大学に通う際には、必ず学ラン(丈が長く裏側に刺繍があり襟も高い学生服で、ズボンはももが太い)を着用する
   その学ランは先輩から受け継がれ、大切に着用する

  ・先輩たちを尊敬している

彼が部活動によって学生生活を充実させていることがよくわかりました。


体育会系を好む企業の人事担当者がよくいますが、なんとなく理解ができます。運動部に所属していれば、先輩や目上の人に対する接し方やことば使い、体力といった仕事で求められるスキルが備わっていると勝手に期待します。

当然、みんなにそのような能力があるわけではありません。しかし、確率的に考えれば、クラブ活動をしなかった人よりも可能性は高いでしょう。


 応援団が体育会(部)に属するのか、文化会(部)に属するのかはよくわかりませんが、両方のよいところをミックスさせたクラブのように思えます。腹の底から声を出し続け、炎天下でも身体を動かし応援をするには、体力だけでなく、気力の充実が必要です。3年間、団に在籍して修行を積めば、社会人に必要な基本はできるに違いありません。


自分にあまり自信を持てない学生は、今からでも応援団に入部すべきです。
1年後には、大きく変化した自分に気づくはずです。

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