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履歴書の写真 [魅せ方]

 先日、クライントのところへ行くため、地下鉄に乗り込むと隣にスーツ姿の若者が立っていました。彼はおもむろにかばんの中からふくれあがったクリアファイルを取り出しました。ファイルの一番上に履歴書が挟んであり、写真がちょうど私の視線の先に現れました。見えたのは一瞬でしたが、正直あまり印象はよくありません。

これから会社訪問に行くような感じでしたが、緊張のせいか表情がかたく、こわばっていました。程度の差はあるにしても、人は誰でも緊張するものですし、モノゴトに真剣な気持ちで取り組んでいる証拠ですから過度に気にする必要はありません。しかし、履歴書の写真は緊張させないほうがいいでしょう。

 

 サラリーマン時代、中途採用などで応募者の履歴書を見る機会がありましたが、実際に面接などで会ってみると印象がぜんぜん違うことがよくありました。多くの場合、実物よりも履歴書に貼られた写真の方がイメージが悪いのです。

必ず面接をしてもらえるのであれば心配はいりませんが、応募者が多く書類選考で選別される場合は写真の印象は非常に重要です。応募者が数十人でも書類に目を通すことは大変な作業です。何百、何千、何万という数になれば、ふるいの目は大きくならざるを得ません。1人にかけられる選考の時間は限られてきますから、「第一印象」はとても大切なのです。

 

 就職活動を終えて来春入社すると、営業職に従事する人が圧倒的に多いでしょう。その営業マンはお客さまに対し、自社が扱う商品を魅力的に感じてもらう必要があります。同じ商品でも営業担当者のプレゼンや説明のしかた、演出、提案によってまったく魅力度が違ってきます。

「自分」という一番大切な「商品」の演出が下手な人が、販売する商品やサービスに付加価値を付けることは難しいでしょう。そういう判断を履歴書の写真1枚からされる危険性もあるのです。

今一度、手もとの履歴書を客観的に見てみるのも大切です。
自分で判断がつきにくいときは、家族や友人・知人に見てもらいましょう。

 

「あなた」という「商品」の価値を少しでも高めるために。

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履歴書の書き方の見本

とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます!!
by 履歴書の書き方の見本 (2011-08-22 16:03) 

niceberg

履歴書の書き方の見本さんへ
コメント、ありがとうございます。
何かのヒントになれば、幸いです。

ボーダーライン(当落線上)には、たくさんの人が集中しているものです。
試験でも、営業の成績でもほんの少し、人より努力することが「大きな差」につながります。

ちょっとだけ、がんばり続ければ、ハッピーになれますよ。
by niceberg (2011-08-23 18:35) 

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