販促グッズが減速グッズに!?
展示会などが開催されると、企業や自社商品をPRするためのノベルティが配られています。
”アンケートを書く”
”名刺を渡す”
”商品説明を聞く”
何らかの行動をすれば、
「よく出来ました」とばかりにノベルティが渡されます。
展示会に出展する目的は、主に新規のお客さま獲得と受注です。
見込みのお客さまを得るために、ノベルティグッズを活用します。
ノベルティとしてよく使われるボールペンには、企業名や商品名が印刷されています。
そのボールペンを使ってもらえば、いつも企業名か商品名が目にふれます。
知らない会社や商品でも、毎日接していれば好意を持ちやすいものです。
ボールペンなら使用頻度も高いし、コストも手ごろなのでノベルティとしては適しています。
しかし、注意すべきことがあります。
それは、”安モノ”は使わないことです。
予算の問題もあるでしょうが、
”安モノ”のボールペンに社名や商品名が入っていると 逆効果です。
”売上促進グッズ”が”売上減速グッズ”になりかねません。
パッと見は、普通のボールペンでも、書いてみると粗悪品はすぐにわかります。
インクの出がわるかったり、書き心地が今二つ だったりします。
ほとんどの人は、今までたくさんのボールペンを使ってきていますから、
良し悪しの判断は簡単につきます。
少しのお金をケチって、マイナスイメージを植え付けるのは明らかに間違いです。
自分自身が、”そのノベルティを使いたいか”を自問自答しながら決めるべきでしょう。
お客さまの立場や気持ちになって考えることは、
あなたの成長に欠かせないトレーニングに一つです。
「3色ボールペンに名入りで、この価格ならこれにします」と
安易に決めないようにしましょう。
20年ほど前、メーカーの営業をしていたときです。
自社開催の展示会があり、来場の粗品を考えることにしました。
すぐに捨てられては意味がないので、長く使ってもらえるものにしました。
決めたのは、そこそこ高級感のある製図用シャープペンです。(でもコストは350円くらい?)
会社名と電話番号、サービス受付番号を印刷しました。
”機能”がしっかりしているものは長く使ってもらえるもので、
何年か経っても、そのときのシャープペンを使い続けてくれていました。
お客さまがサービスに連絡することもあったので、
サービスの番号を入れたことで重宝したと思います。
たかがノベルティかもしれませんが、
少し知恵をしぼって、予算を有効に使えば、強力な販促グッズになり得ます。
ぜひ、知恵をしぼってみましょう。
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