【3】学べる研修資料の有無が大きく業績を分ける OJTで人材育成 [人材育成]
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3. 学べる研修資料の有無が大きく業績を分ける
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学びたい時が 伸びるとき
人は疑問に思ったとき、すぐに調べられる環境が整備されていれば、吸収の度合いも高まります。反対に調べる術がないとしたなら、学習意欲は著しく低下してしまうでしょう。
会社の業務というものは複雑に絡み合っていることも多く、すべてを網羅した研修資料を作成することは難しいですし、効率も悪くなってしまいます。
しかし、何も学ぶための研修資料が用意されていなかったら、会社が「学ぶ必要なし」と宣言しているのに等しいです。
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口伝だけでは限界がある
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OJTで上司から部下へ、先輩から後輩へと受け継がれていくこともあります。そんな場合は上司や先輩の仕事ぶりを観察したり、口頭による指導を受けたりすることが教育の中心になります。
近年、このような育成方法は減ってきているでしょう。また、口伝による継承は伝える人と受ける人の資質によっても差が生じやすいので、誰もが同じように学べる環境ではありません。
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カタチある資料になって精度が上がる
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人の頭の中にあるものは第三者から見ることはできません。身体に染み込んだ熟練の技なども同様なのですが、その技術の裏づけになるような資料があれば、はるかに理解はしやすくなります。
社内で引き継いでいくべきことは、ぜひ資料にして残すべきです。当人が文書化することが苦手でできないのであれば、別の人がヒアリングをしたり、仕事を観察するなりして紙やデータにアウトプットするようにしましょう。
ことばではあいまいなことも、文書化することにより矛盾点や間違いなどにも気づきやくなります。誰が見ても理解できるものであれば、それを研修資料として活用していき、日々磨きあげてゆくことも可能なのです。
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