政権交代で日本の大掃除!!・・・? [本質的なモノ]
8月22日、民主党の岡田幹事長の雄姿です。
ノボリには大きな文字で「政権交代で日本の大掃除!!」と書かれています。
集まった人々は、岡田幹事長の演説に対して、期待の気もちを込めて大きな拍手を送っていました。
8月22日といっても、今日(2011年)ではありません。2年前の2009年の8月22日のことです。
先日、デジタルカメラのデータを整理していると、上記の画像が目に入ってきました。
2年前の第45回衆議院議員総選挙の立候補者応援のため、岡田幹事長がかけつけたときの画像です。
演説カーのまわりには大勢の国民が集まり、手には「マニュフェスト」が握りしめら、みんな期待に胸をふくらませて演説に聞き入っていました。
あれから丸2年。
「日本の大掃除」によって「使えない不用品」は処分するはずが、なかなか捨てられずに管理コストはかかったままでです。おまけに「使えるモノ」まで使用方法を間違ったりしてしまいました。貴重な「骨董品」もたくさん見つかる予定だったでしょうが、出てくるのは「がらくた」ばかりで役に立ちそうにありません。
ビジネスでよくPDCAサイクルというものが使われています。Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)というプロセスを通して、継続的に仕事の質を高めていこうという活動です。
民主党は2年前、すばらしい(?)Plan(マニュフェスト)を作成しました。そして政権をとり、実行(Do)しようとしましたが、なかなかうまくことが運びません。
マニュフェストを実現するための前提条件である「事実の把握」が不十分だったのです。どんなに良い計画でも実行できなければ絵に描いた餅です。
野党に必要な情報が提供されないしくみもおかしいですが、国民一人ひとりがもっと政治に関心を持つことが改善につながっていくはずです。
日々の仕事においても、全社的な観点で事実を把握しようとする意識をもつことが、自分自身の能力を高めることにつながっていくのです。
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